むぅさんblog

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【HyperX Cloud Alpha 3年長期レビュー】大幅値下げで超絶買いのヘッドセットに!

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こんにちは、むぅさんです。

先日、多くのHyperX製品の値下げが発表されましたね。
今回は、そのラインナップの中から、僕が実際に約3年半も使ってきたヘッドセット『HyperX Cloud Alpha(ハイパーエックス クラウドアルファ)の長期レビューを書いてみます。

結論から言えば、FPS・TPSプレイヤーにとって、大幅に値段が下がった『HyperX Cloud Alpha』は間違いなく買いである!と言えるでしょう。

では、実際にどんなところが優れているのか。詳しくご紹介していきます。

 『HyperX Cloud Alpha』とは?

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『HyperX Cloud Alpha』は、2017年8月に販売開始された密閉型のヘッドセットです。
先日、価格が13,221円→7,980円(2020/5/23,Amazonと大幅に値下げされました。

決して新しいヘッドセットではないですが、、PCやゲーム機、家電といった「新しいものほど性能がよい」という傾向にあるデジタル製品と違って、ゲーミングを含むオーディオ市場は特別技術の進歩が重要視される分野ではないと思います(ワイヤレスなどを除いて)。

つまり、「古いからダメ」ということではないんですよね。

僕は2017年の10月ごろから今まで、実に約3年半もの期間『HyperX Cloud Alpha』を使ってきました(しかもほとんど毎日)。

なぜそんなに長いこと使ってこれたかと言えば、性能に不満がなかったということ、そして耐久性が高かったことが挙げられます。

ちなみに、メーカーの売り文句としては、

  • 低音用、中高音用と独立したデュアルチャンバードライバーの採用で、歪みが少なく、くっきりとしたオーディオを実現 
  • 3.5mmケーブルを採用し、PCから家庭用ゲーム機まで、様々なプラットフォームに対応する

ということでした。

では、ヘッドセットをみていきましょう!

本体の質感は上々 
剛性感ある作りは耐久性も◎

先に謝っておきますが、イヤーパッドがボロボロでお見苦しく、本当にすいません。
3年半使ってるというのと、アルコールティッシュで拭きまくっていたということもあって、この有様です...。
※ヘッドセットやヘッドホンを手入れするときは、アルコール成分の入っていないウェットティッシュをおすすめします。まじで。

 

f:id:muusan_blog:20200320195308j:plain現在手元に残っているのがこちら。
ヘッドセット本体、脱着式マイク、3.5mm4極の脱着式ケーブルです。
ちなみに僕は紛失しましたが、PC用に音声とマイクをそれぞれ分ける二股の変換ケーブルも付属するのでご安心を。

 

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ヘッドセット本体の質感はなかなか高く、ちょっとした高級感もあるんじゃないでしょうか。

イヤーカップ表面は金属性でヒンヤリしていて、金属マニア(いうほどでもない)としてはニンマリします。

 

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イヤーカップ側面のプラスチック部分もマットな仕上げで、安っぽさがなくていいですね。

イヤーカップとヘッドバンドの結合部はアルミニウムフレーム(かっけえ!)を採用していることから、剛性は高いです。
手でガチャガチャと動かしても、ぐらつきはありません。
物をラフに扱いがちな僕が3年半使ってこれなので、耐久性は非常に高いんじゃないでしょうか。めっちゃしっかりしてます。

本体の重量は公表値298g(マイクとケーブル含まず)と、しっかりとした作りの割には軽量ですね。

 

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ヘッドバンドのサイズ調整は、手動で引っ張るタイプ。カチカチとクリック感があり、フレームの内側には調整の目安となる目印もついてます。

 

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PUレザー製のヘッドバンド・イヤーパッドは柔らかく、しっかりとクッション性を確保。
側圧も強すぎず弱すぎず、両耳がきちんと密閉されるので、外部の音もそれなりに遮断してくれます。
ゲームへの没入感が高まりますし、騒がしい家庭環境でゲームする人には嬉しいポイントでしょう。

 

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イヤーカップにはオーディオケーブル端子とマイク端子があるのみ。いたってシンプル(汚いごめんなさい)

 

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脱着式のマイクには、息の吹きかけに強いウィンドスクリーンが最初からついてます。これは地味に嬉しいポイントですね。

※マイクとオーディオケーブルを接続する際は、しっかりと奥まで挿さっているかを確認しましょう(結構硬い)。
公式のサポートによれば、マイクが反応しない場合はだいたいここが原因とのことでした(経験済み)。

 

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脱着式のケーブルは布巻きで絡みにくく、丈夫で優秀。結構雑に扱ってますが、断線する気配はありません。

ケーブルの途中にはインラインコントロールがあり、ミュートスイッチと音量調整ダイアルがついています。

ただ、この音量調整ダイアル接触不良が起きやすいです(インラインコントロールの宿命)。

なので、定期的に「接点復活剤」を差すといいでしょう。
僕は楽器類によく使うので持ってましたが、ない人は安いので買っておくと安心です。

ちなみに、このケーブルとマイクは、最悪ダメになってもそれぞれ単品で購入可能です。
おかげで長く使えるので、これは素晴らしい気配りだと思います。

それだけに、イヤーパッドが交換できないのは非常に残念...。
(2020/5/22更新)
イヤーパッドも単体購入可能でした。失礼しました!

HyperX Cloud Alpha着脱式ケーブル Cloud Alpha対応 半年保証 HXS-HSDC1

HyperX Cloud Alphaマイク Cloud Alpha対応 半年保証 HXS-HSMC-CA

HyperX Cloud Alphaレザーレットイヤークッション Cloud Alpha対応 半年保証 HXS-HSEP4

KURE(呉工業) コンタクトスプレー(300ml) 接点復活剤 1047 [HTRC2.1]

 

低音がカットされたマイク音質は、
クリアで埋もれず聞き取りやすい

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続いては、マイク音質について。

ほどよく低域がカットされてスッキリとした音は、マイク音声単体で聞くとやや物足りなく聞こえるかもしれません。

ただ、このおかげでゲーム音と混ざった時にも埋もれることがなく、かえって聞き取りやすい音質になっているんですね。

僕は趣味で音楽制作もしていますが、ボーカルやギター、ベースやドラムといったそれぞれの楽器は、単体で聞いていい音かどうかよりも、全体と混ざっていい音に聞こえるかどうかを考えて音作りされます(ボーカルやギターなんかも、低域はバッサリカットされることが多いです)。

『HyperX Cloud Alpha』のマイク音質も、このへんを考えてチューニングされているんでしょう。

「めちゃくちゃ高音質なマイク!」というわけではないですが、聞き取りやすく、実用性は十分。
声の低い人には、特に向いているマイクだなと感じました。 

クリアな高音域と引き締まった低域 
定位感もよく、敵の位置がまるわかり!

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ゲーム音質については、どちらもPS4版のPUBG、レインボーシックスシージでの使用感を元にお話しします。
PS4のコントローラー直挿しの場合、MixAmp(イコライザーはフラット、サラウンドオフ)につないだ場合でそれぞれ使用
※モニターヘッドホンである「SONY MDR7506」や「Presonus HD7」を音質の基準としています。

 

 

ヘッドセットの音質としては、高音域がしっかりと出ていてクリアな音で、低音は出すぎることなくなかなかに引き締まっていて好印象。敵の位置がかなりわかりやすいと感じました。

※よく足音は低音が出てるほうが聞こえやすいと言われていますが、個人的には足音に含まれる高域成分をどれだけ拾えるかで聴きやすさが変わってくると思っています(低音そのものには指向性がないため)。

中音域はちょっと雑で下品な感じもするものの、ゲームにおいてはあまり重要ではないと思うので、問題ないと思います。

また、定位感も良好。足音の聴きやすさとあいまって近くの敵の位置もしっかり把握できるし、遠くの銃声もピタッと定位が決まっている印象です。

ヘッドセットの基本性能が高いので、イヤーパッドがボロボロになるまで「買い換えたい」と思ったことは一度もありませんでした。

 ※今回のレビューは、3年半使った個体での感想です。新品で購入した場合、ちょっと印象が違う可能性があります。その場合、エイジングをしてやるとグッと音がよくなるかもしれません。Youtubeで「ヘッドホン エイジング」などと検索すれば、エイジング用の音源が見つかります。興味がある方はチェックしてみてください(または、普通に使い込むだけでもOK)。

フィット感がよく、
長時間プレイでも疲れにくい

298g(マイク・ケーブルは除く)という重量については、特別軽くもなく、重くもなくといったところですが、クッションが効いていてフィット感はいいです。

僕の場合は、耳が痛くなったり、頭が痛くなるようなことはありませんでした
8時間、9時間とぶっ続けでゲームをしたときはさすがに疲れてきますが、そこは休憩しろよって話しですね。

ただ、密閉型、しかもPUレザー製のイヤーパッドなので仕方ないのですが、夏場などは少し蒸れることもあります

まとめ

敵の位置まるわかりで高耐久 
価格改定でコスパ最高ヘッドセット!

というわけで、今回は『HyperX Cloud Alpha』を3年半使った感想をお伝えしました。

クリアな音質と定位感のよさもあいまって、敵の位置が非常に把握しやすいため、FPS・TPSでは索敵面で大いに力を発揮してくれるでしょう。

そして、しっかりとした作りは耐久性も高く、非常に長く使えるのも魅力だと思います。マイクやケーブルはそれぞれ単体で購入できるのも安心ですね。

僕はイヤーパッドをアルコールで拭きまくっていたのでダメにしてしまったけど、アルコールを含まないウェットティッシュなどできちんと手入れすれば、もっと長く使えるんじゃないでしょうか。

この『HyperX Cloud Alpha』、これといって欠点らしい欠点が見当たらないんですよね。

元の定価で買った僕でも満足感の高かった製品ですが、これが価格改定によって約40%OFFの7,980円(2020/5/23,Amazonで買えるとなれば、そのコスパは驚異的でしょう

総じて、『HyperX Cloud Alpha』は2020年現在でも超絶買いなヘッドセットであると、僕は思います。

 

『HyperX Cloud Alpha』ココがイイ!

  • 敵の位置が非常にわかりやすく、FPS・TPSにおいて優位に立てる
  • 作りがしっかりしていて、長く使える
  • 価格改定によってコスパ最高に

 

『HyperX Cloud Alpha』ココがイマイチ!

  • 夏場の長時間の使用では少し蒸れることも
  • イヤーパッドが交換できないのは残念(マイクとケーブルは単品で買えるのに)
    (2020/5/22更新)イヤーパッドも交換可能でした。最強!