【COOLER MASTER MH752 レビュー】最強の音質&マイクがこの価格で!?
はい、むぅさんです。
最近ゲームのライブ配信も始めたため「マイクの音がよくて、値段も高すぎないヘッドセットはないかなー」と探していたところ、目に留まったのが『COOLER MASTER MH752』。
Amazonでの高評価に期待して(試聴もせずに)勢いで購入してみたので、装着感や使用感などを正直に紹介していこうと思います!
- 『COOLER MASTER MH752』とは?
- いざ、開封の儀
- マイクは太く自然な音質で低ノイズこれはお値段以上かも!?
- 『COOLER MASTER MH752』を装着し、PUBGをやってみる
- 【まとめ】マイク音質を上げたい人や、長時間ゲームをする人に最適なヘッドセット
- むぅさんの総評
『COOLER MASTER MH752』とは?
『COOLER MASTER MH752』は、2019年3月15日に国内で販売開始された密閉型のゲーミングヘッドセットです。
僕は、Amazonにて¥10,450(2020/2/26時点)で購入しました。
本記事執筆時点でのAmazonでの評価は、星4.5/5(評価数97件)とかなりの高評価!
高価格帯のヘッドセットをも凌駕する高音質なマイクと、モニターヘッドホンをベースとしたバランスの良い音質、そして超快適な着け心地が評価されているようです。
特に、その装着感は「これまでのヘッドセット史上最高!」との声もあり、PUBGやAPEX、フォートナイトやCoD WARZONEのような長時間プレイするバトロワゲームにも最適とのこと。
「これはもしやこの価格帯最強ヘッドセットでは...?」と、個人的にはめちゃくちゃ期待しています。
『COOLER MASTER MH752』の主な特徴
- 40mmネオジウムドライバの採用により、豊かでバランスのよいプレミアムな音質を実現
- 高品質かつ軽量なイヤーカップで、長時間のプレイでも快適さが持続
- 全指向性ブームマイクが周囲のノイズを軽減し、クリアなコミュニケーションが可能
- 付属のUSBオーディオボックス使用で、7.1chバーチャルサラウンドに対応
- 3.5mmプラグとUSB接続の両方に対応し、PCや家庭用ゲーム機など、様々なプラットフォームで使用可能
いざ、開封の儀
それでは早速箱を開け、中身を見ていきましょう!
しっかりとした作りの化粧箱を開けると、上記の物が入っていました。保管や持ち運びの際に便利な収納袋もついているのは、地味にうれしかったりします(あんまり使わないけど)。
続いて、ヘッドセット本体に注目してみましょう。
ヘッドセット本体の作りは標準的。
デザインはシンプルで最高!
全体的な作りとしては、高価格帯ヘッドセットのような高級感こそないものの、特に安っぽい感じもなく、標準的といった作りで不安はないです。
個人的に超気に入っているのが、このデザイン。僕はゲーミングデバイスにありがちな派手でゴテゴテした「いかにも感」があんまり好きじゃないんですが、『COOLER MASTER MH752』はシンプルで落ち着いていてかっこいいですね。
装着感は、控えめに言って「極上」
ただし、気になる点も...
『COOLER MASTER MH752』の極上の装着感を生み出すのが、約250g(ケーブル含まず)という驚異的な軽さと、しっかりと厚みのあるPUレザー製のフカフカなイヤーパッド&ヘッドバンドです。
実際に装着してみると、包み込まれるような優しいつけ心地はまさに快適そのもの。
長時間の着用でもストレスを感じずにゲームができそうで、かなり好印象でした!
ただひとつ気になったのは、「若干タッチノイズが多いかな?」という点。
ケーブルが衣服にこすれた時に耳に伝わってくるノイズが、これまで使っていたヘッドホンやヘッドセットより大きい気がしました。
僕はこのタッチノイズが嫌でカナル型イヤホンよりもヘッドセットを使いたいタイプなので、この点はちょっとマイナスポイントです。
マイクは太く自然な音質で低ノイズ
これはお値段以上かも!?
個人的に、一番期待しているのがマイク音質。
早速PS4に繋いでしゃべりながら録画してみると、これまで使っていた「HyperX Cloud Alpha(¥13,221)」よりも断然ナチュラルな声が録音されていました。
ヘッドセットのマイクは、低音がスカスカだったり、反対にこもってしまったりするものも多いですが、『COOLER MASTER MH752』のマイクは低音がしっかり出ていながらこもることもなく、太く自然な音質で録れるようです。
フレンドからは「めちゃくちゃクリアで聞き取りやすい」「いいマイク使ってるでしょ?」と評価は上々。
また、ノイズキャンセルがしっかりと働いてくれているようで、僕の環境で使用した限りでは、ノイズや環境音は全く気になりませんでした。
声が低い方や、
ボソボソ喋る方には不向き...?
ただ、僕は結構低い声でボソボソとしゃべるタイプなのですが、「ちょっと低音出過ぎかなあ...」と気になるところも。
決してこもっているわけではなく、マイク音声単体で聞くとすごく自然でいい音なのですが、ゲーム音(特に低音の多いシーン)と混ざると、声がマスキングされて若干聞き取りづらい場面もありました。
とはいえ、
このへんは僕の気にしすぎかもしれませんし、そもそも喋り方にも問題がありそうです。
特別声が低い人でない限り、十分以上に満足できる素晴らしいマイク音質だと思います。
『COOLER MASTER MH752』を装着し、
PUBGをやってみる
『COOLER MASTER MH752』を使用して、PS4版のPUBGをプレイしてみました。
比較的フラットな出音と言われているSONYのモニターヘッドホン「MDR7506」を基準として、音質をチェックしていきます。
①3.5mmケーブル接続での使用感
足音特化というよりは、
やや低音寄りかつ聴き疲れのしない音
まずは、付属の3.5mmケーブルを使って、コントローラーに『COOLER MASTER MH752』を直挿ししてみました。
「モニターヘッドホンをベースとしたバランスのいい音」という前評判でしたが、「SONY MDR7506」と比べると低音寄りで、高音はそこまで出ていない印象。ただ、こもった音という感じもせず、長時間のプレイでも聴き疲れのしない音のように思います。
PUBGにおいては、足音は特に強調されている感じはありませんでした。
「SONY MDR7506」や「HyperX Cloud Alpha」に比べると、敵の足音は聞き取りにくかったです。
このへんは、ゲームによって足音の周波数特性も違うので、なんとも言えないところですね。
定位感もまずまずといった印象。とはいえ、銃声がなった方向を自然に向けば敵を見つけられたので、問題はないでしょう。
続いて、愛用者も多いであろう「Astro MixAmp Pro TR(旧型)」に繋いでプレイしたところ、コントローラー直挿し時よりは多少音が聞き取りやすいように思いました。
「MixAmp」や「GameDAC」といったUSBDACをお持ちの方なら、イコライザーで好みの音にもっていく楽しみもありますね。
ミュート機能には要注意!
ここで、ひとつ注意したいのが「3.5mmケーブルにはミュート機能がついていない」という点。
PS4コントローラーの端子に直挿し、またはMixAmpやGAME DACなど、他社のUSB DACに3.5mmケーブルで接続する場合、ミュート機能は使えません。
「うわ、MixAmpに繋いで使おうと思ってたのに、ミュートできんとかめっちゃ不便じゃん...」とガッカリしてたんですが、「ん、待てよ。これ使えるんじゃ...」と引っ張り出してきたのが、僕がずっと使っていた「HyperX Cloud Alpha」の3.5mmケーブル。
こちら、『COOLER MASTER MH752』でも問題なく使用できました!
このケーブル、Amazonにて1,712円(2020/3/4時点)で単品販売されているので、3.5mmケーブルでもミュート使いたい!って方にはおすすめです。
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②USBケーブル接続の使用感
それでは「USBケーブル」にてPS4と接続し、プレイしてみましょう。
PS4側で設定→周辺機器→オーディオ機器と進み、入力機器と出力機器を「USBヘッドセット(MH752)」に設定します。
これだけで設定は完了。『COOLER MASTER MH752』から音が出るようになりました。カンタンです。
3.5mmケーブル接続に比べ、
音はよくも悪くもない
さて、まずは7.1chバーチャルサラウンドはオフで使用。
コントローラー直挿しよりもUSB接続の方が音がよくなるものだと思っていましたが、プレイしてみた感じ、直挿しの時とあまり印象が変わりません。
とはいえ、音が悪くなるという印象もありませんでした。
バーチャルサラウンドは
OFFにして使った方がいい!?
続いて、「7.1chバーチャルサラウンド」をONにしたところ......。
なにこれ。
銃声や足音の定位が全くわからない。
遠くの音が近く聞こえたり、左右の音が後ろで聞こえたり。なんか後ろの音デカイし。
中域も変に持ち上がった感があるし、
気持ち悪いことこの上ない。もちろん音の感じ方には個人差があり好みもありますが、
こりゃーはっきり言って使い物にならないと思います。
しかも、PS4で使用した場合とても不安定で、サラウンドボタンを押しても突然反応しなくなったりします。
この現象については、公式サイトよりファームウェアをアップデートすることで解決しましたが、サラウンド機能の酷さは変わらず。
結論、USBで接続する場合、バーチャルサラウンドはOFFにして使った方がいいです。
ちなみに、PCに繋ぐことでイコライザーを設定できるCOOLER MASTERのソフトも立ち上げてパラメーターをいじってみましたが、PS4で使用した限り、変化がさっぱり分かりませんでした。
総じて、『COOLER MASTER MH752』は、3.5mmケーブルでシンプルに使うのがよさそうだと感じました。
【まとめ】
マイク音質を上げたい人や、
長時間ゲームをする人に最適なヘッドセット
今回は、『COOLER MASTER MH752』をレビューしてみました。
個人的には低音〜高音までもっとバランスのよい音が好みですが、決して音が悪いということはないし、何より価格以上のマイク音質とつけ心地、そしてシンプルなデザインは最高です。
買い物って、限られた予算の中で何を優先するかだと思います。僕は最近ゲーム配信をしているのでマイク音質を重視したく、『COOLER MASTER MH752』は重宝しています。
「低音寄りは好きじゃない」「足音や定位に特化したヘッドセットが欲しい」という方には別の選択肢があるかもしれませんが、「ボイスチャットやゲーム配信のマイク音質を上げたい」という方や「長時間着けても疲れないヘッドセットが欲しい」という方には非常におすすめできる商品だと思いました。
むぅさんの総評
『COOLER MASTER MH752』のココがイイ!
- 太くて自然なマイク音質は、ボイスチャットや配信に最適
- 柔らかな装着感は超快適!
- シンプルで落ち着いたデザインは最高にかっこいい
『COOLER MASTER MH752』のココがイマイチ!
- バーチャルサラウンド機能は使い物にならない
- タッチノイズは少し気になる
- 3.5mmケーブルのみで使う場合、基本的にミュートは使えない